現在流通しているテキーラ の全ブランド数は、なんと1,744種あります。

クエルボの蒸溜所があるメキシコ中西部・ハリスコ州の地名「テキーラ」に由来します。
この地で良質のブルーアガヴェを使ってつくられた蒸溜酒は特に評価が高く、「テキーラ」と呼ぶようになりました。
現在では、「シャンパン」や「コニャック」と同様、原産地呼称として世界で認められており、メキシコ国内でも認められた5州以外は「テキーラ」を名乗れません。

テキーラは、大きく5つの種類に分けられています。
■ ブランコ(Blanco)
“白”という意味。樽熟成をしない、または樽詰めして60日未満のもの。
「シルバー」、「プラタ」などの呼び名もあります。
■ レポサド(Reposado)
“RESTED/休ませた” という意味。
最低2ヶ月~1年未満の樽熟成を経たもの。
■ アネホ(Añejo)
“AGED/熟成させた” という意味。
最低1年間~3年未満の樽熟成を経たもの。
■ エクストラアネホ(Extra Añejo)
最低3年以上の樽熟成を経たもの。
気温が高いメキシコでは貯蔵樽からの蒸散が多いため貴重な原酒です。
■オロ(Oro)・ホーベン(Joven)・ゴールド(Gold)ですが、意味はオロとゴールドが「金」、ホーベンが「若い」という意味になります。
これらは混合酒。
このクラスで実際に発売されている商品は、大きく2つの種類に大別されます。
一つはブランコにカラメルやオーク材のエキス・チップなどを混ぜたもの。
もう一つはブランコにレポサド以上の熟成したタイプのテキーラを混ぜたタイプのものとなります。